パリコレに参加しており、世界的にも人気のある「ツモリチサト」。ポップでカラフル、ドリーミー、見ているだけでなんだかウキウキしてくるようなハッピーな世界観が魅力的です。
そんな「ツモリチサト」には、浴衣ラインがあることをご存知でしたか？お祭りや花火大会など大勢の浴衣姿の中でも、埋もれることなく光って見えるような、ツモリワールド全開の素敵な浴衣が盛りだくさん。ツモリの浴衣の世界をのぞいて見ましょう！
「ツモリチサト」ってどんなブランド？
まず、ファッションブランド「TSUMORI CHISATO ツモリチサト」についてご紹介いたします。
「ツモリチサト」は、”デザイナー津森千里が、好きなもの、興味のある事を、自由な発想で素直に表現したブランド”です。ガーリィでありながらセクシー、ポップでドリーミーな大らかな印象のデザインは、若い女性はもちろん、乙女心を忘れない大人の女性にも人気のブランドです。そして一貫しているのが、そのハッピーなテイストです。みんなを笑顔にしてくれる魅力的なデザインを発信し続けています。
「ツモリチサト」にはパリコレクションで発表されている「TSUMORI CHISATO」の他に、バッグの「tsumori chisato CARRY」、シューズの「tsumori chisato WALK」、時計の「tsumori chisato WATACH」など、ツモリの世界観を表現したライセンスラインがあります。ライセンス商品のロゴは小文字のtsumori chisatoで表記されています。そんなライセンスラインの1つが、浴衣をはじめとした和服の「tsumori chisato WA」です。
和服ライン tsumori chisato WA
「tsumori chisato WA」は、着物の製造と卸売りの専門事業会社、京都丸紅が展開するツモリの和服ラインです。浴衣や着物の他にも、帯や草履、巾着など、和装アイテムが幅広く揃います。ツモリのハッピーテイストを”和”に落とし込んだオリジナリティー溢れる美しい柄と、どこかほっこりしてしまうユーモアのセンスが光ります。
ツモリの浴衣は、素材にもこだわりがあり、プリント地の他に、「注染（ちゅうせん）」という日本独特の染色技法で染め上げられたシリーズが毎年発表されています。注染は明治期に大阪で始まった染色法で、何枚にも重ねた生地の上に特殊な糊で土手を作り、その上から染料を注ぎ込んで染める技法です。浴衣の他にも、手ぬぐいや布巾によく使われる技法で、明治中頃には技術が確立され、全国的に普及したと言われています。
ほとんどの作業が職人の手作業で行われる注染染めの特徴は、やはりプリントでは出す事のできない手仕事ならではの繊細な「ぼかし」や「にじみ」・「ゆらぎ」といった、なんとも言えない味わい深い風合いです。手作業ですので一つとして同じものはありません。また、染め上がりの表裏の差がほとんど分からないほど、はっきり染まっているのも特徴です。
夢見ることを忘れない大人のための夏のファンタジー
洋服同様、ポップな色合いと大胆な柄付けが特徴的なツモリの浴衣。自由でハッピーなツモリテイストの浴衣は、普段は着物や浴衣にはほとんど興味がないという人でも、思わず着てみたいと思ってしまうほど魅力的。
注染染めを活かした水彩画のように美しいテキスタイル、花や星、鳥、うさぎ、クラゲに花火、そしてまさかの気球柄、写真を見ているだけでも目移りしてしまう、ファンタジックな浴衣でいっぱいです。それでいて子どもっぽくも、奇抜にもなりすぎず、大人の女性が着たいと思えるセンスあふれるデザインは、さすがはデザイナーズブランドの浴衣だと納得です。
伝統的な古典柄や絞り模様も、ツモリの手にかかれば、独特の色合わせと、大胆に配された柄によって、他では見かけることのないオリジナルのテキスタイルに仕上がります。
ツモリチサトのデザインには可愛い猫がたびたび登場します。自由を愛するデザイナー津森らしいモチーフですよね。浴衣や着物にも猫モチーフのものがたくさんあり、シンプルな水玉模様かと思いきや、丸顔の猫シルエットが混じっていたり、縞模様の中にひょっこり猫が現れたりと、クスッと笑ってしまうユーモラスな表情が素敵です。ポイントとして猫シルエットが配された帯や、お揃いの巾着や草履、帯留めにも様々な猫モチーフが揃っており、猫好きの人はもちろん、そうでなくても集めたくなってしまいそうな可愛らしさがあります。
とっておきの一着で素敵な夏を！
いかがでしたか？ツモリチサトの浴衣は、可愛らしいものから、シックな雰囲気のものまで幅広く揃います。あなたにぴったりの一着もきっと見つかるはずです。ひとまずネットで検索してみてください。目の保養になるのは確実です。コーディネートの参考にもなると思いますのでぜひ！ファンタジックなツモリの浴衣でとっておきの夏のおしゃれを楽しみましょう。
