引用：GAHAG
結婚式、七五三、その他の礼式など、大人の女性が和装に身を包むシーンは少なくありません。しかし、普段の洋服とは違う和装では勝手が違うため、悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。その代表的な存在が、髪型です。
清楚で上品な和装だからこそ、髪型もよりフォーマルで、落ち着いた雰囲気に仕上げましょう。和装に慣れていない人に知ってもらいたいポイントや、和装にぴったりの髪型をご紹介します。
髪型を決める前に！和装のときの注意ポイント
引用：girlydrop.com
まずは、和装のマナーやポイントからチェックしていきましょう。晴れやかなシーンに合わせ、きれいな衣装を用意し、髪型をきちんとセットしても、マナーを守っていなければ周りに対して失礼に当たる場合があります。
和装では、自分が主役なのかゲストなのかによって、気をつけるポイントが違います。例えば結婚式の場合、ご自身が花嫁さんであれば、髪型も着物に負けないよう華やかに仕上げる必要があります。しかし、ゲストとしてお呼ばれしている場合には、あくまで主役を引き立てる存在として、派手すぎない髪型を心がけるようにしてください。
また、襟など顔に近い部分のデザイン性が高いのも、和装の魅力です。髪型は基本的にアップスタイルを選び、毛先で着物を隠してしまわないようにしましょう。アップスタイルなら、整髪料を使った毛先が触れてしまっても着物を汚してしまう心配がありません。女性らしいうなじや首周りをより印象的に見せてくれるのも魅力です。
主役のための、華やかな和装の髪型
引用：GAHAG
結婚式の花嫁さんなど、自分自身が主役となる場合は、思い出に残すためにも写真映えする華やかな髪型にセットしましょう。最近では、白無垢にもかつらではなく、自分の髪をアレンジして合わせるスタイルも少なくありません。衣装とのバランスを考えながら、印象的な髪型にセットしてください。
スタイリングにあたっては、ボリュームを演出するように心がけると、存在感のあるスタイルが完成します。髪をしっかりまとめながら、高さや厚みも意識してください。さらに、あらかじめ髪全体をしっかり巻いておき、一つに束ねてアップにすることでもボリューム感を演出できます。着物とのバランスも見ながら、編み込みやねじりなどを取り入れるのもおすすめです。また、前髪に長さのある人は前髪を上げて後ろへ流す「ポンパドール」スタイルでも、高さのある華やかなスタイルを実現できます。
結婚式の和装では、ヘアアクセサリーの代わりとして生花を飾ることも少なくありません。生花を取り入れた髪型は花嫁さんだけの特権なので、ぜひバランスを見ながら魅力的にあしらってください。
ゲストのための、清楚で美しい和装の髪型
引用：GAHAG
ゲストとして招かれた結婚式などのシーンでは、あくまで主役を引き立てる立場として、落ち着いた印象の髪形を選ぶようにしてください。地味になりすぎず、かつ目立ちすぎない髪形を実現するためには「大人っぽさ」や「清楚さ」を意識してスタイリングしましょう。
アップスタイルの場合、結び目を低い位置に作り、うなじあたりにボリュームをもたせることで大人っぽく落ち着いた雰囲気を演出できます。結び目を低めに作ったアップスタイルは「シニヨンヘア」と呼ばれているので、セットするときにオーダーしてみてください。
反対に、高い位置に結び目を作ったアップスタイルはエネルギッシュで若々しいイメージになります。若い人が鮮やかなカラーや柄の振袖を着るときをはじめ、カジュアルに仕上げたいときにはいいかもしれません。しかし、あくまでゲストであることを意識して、派手になりすぎないように気をつけてくださいね。
ショートさん、ボブさんの和装の髪型
引用：Youtube by ZEN-Hair Set Skill-
アップスタイルが作りにくい、ショートやボブの髪型の場合は、和装に合う華やかな雰囲気をどのように演出すればいいか悩んでしまうかもしれません。髪が短く、結ぶのが難しいときも、アイロンで髪全体にパーマやウェーブを取り入れることでふんわりと華やかにボリュームアップできます。また、髪の根元から毛先に向かって三つ編みの要領で編み込んでいく編み込みアレンジも、簡単に特別な印象を引き立てられるので髪の短い人におすすめです。
さらさらストレートのボブは、レトロな印象を与えてくれる髪形です。着物との相性も良いため、髪をとかして簡単にセットするだけでも様になります。和装ならではの華やかさを取り入れるためには、着物と同系色のかんざしやフラワーモチーフのピンなど、ヘアアクセサリーを飾りましょう。ヘアアクセサリーは手軽に好印象を演出する鍵となるため、着物や髪型と合わせてトータルコーデを考えてくださいね。
和装を印象的にする、お気に入りの髪型を見つけよう
きっちりとした雰囲気の和装には、どんな髪型を合わせるべきか悩んでしまうかもしれません。一番大切なのは、自分らしさを演出することです。着物とのバランスやマナーを意識しながらも、自分らしく仕上がるお気に入りの髪型を見つけ、和装を印象的に仕上げてくださいね。
