浴衣の帯でできる!アレンジ色々、自分だけの可愛いスタイルに挑戦★ | KIMONO NADESHIKO

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2017年11月4日

着物

浴衣の帯でできる!アレンジ色々、自分だけの可愛いスタイルに挑戦★

引用:girlydrop
夏と言えば女の子はきっと着たくなるのが浴衣ですね。
浴衣は、帯のアレンジ次第で、可愛くもセクシーにも上品にもなれる最強アイテムです。
初心者の方でも簡単に出来るアレンジから、上級者向けのアレンジまで色々ご紹介します!
お手持ちの浴衣や帯を使って、自分に合ったアレンジ方法にチャレンジしてみてください。
今年の夏はあなたに1番似合うアレンジで、浴衣美人になっちゃおう★

まずは基本をマスター!浴衣帯アレンジ★文庫結び編


どんな浴衣にも似合う、シンプルな文庫帯をご紹介します。
文庫帯ができれば、アレンジの幅がうんと広がりますよ★

【文庫帯】
1.帯の端っこから、おおよそ50㎝程のところで二つ折りにし、帯の幅が半分になるよう折り、クリップで襟元に止めるか、肩に乗せます。(この上にくる方の帯を「手」と言います)
反対の帯は胴体に巻き、巻き終わりの部分を緩み防止のため、斜め下方向に強めに引っ張ります。

2.胴体に巻いた方の帯(「たれ」と言います)を斜めに折り上げ、内側に向って三角形を作ります。

3.「手」の先端が上にくるよう、結び目を縦にしてしっかりと結びます。
帯の上の方で結ぶと綺麗に仕上がります♪

4.次に「たれ」を広げ、羽根を作ります。
肩幅より長めに幅を取り、中心から3つたたんで山ひだを作ります。
長さによって雰囲気が変わるので、自分の浴衣に合ったイメージで取ってみてください。

5.「手」を羽根の中心にかぶせ、下から通します。これを2回行います。
羽根が崩れないよう、上に持ち上げながら結びましょう。

6.「手」を胴体に巻いている帯の内側に差し込み、下から引っ張ります。
胴体側の帯がボコボコにならないよう、広げながらしまってください。

7.左右の羽根を広げ、シワを伸ばし、綺麗に整えます。

8.右手でリボンの部分、左手で背中の中心部分を持ち、右から後ろへゆっくりと回します。

9.全体を整えたら完成です♪

簡単・可愛い・浴衣帯アレンジ★蝶結び編

引用:visualhunt
次に、蝶結びと呼ばれるアレンジ方法をご紹介します。
プレゼント等のリボンのように、羽根が左右に広がった可愛らしいアレンジです。
カラフルな浴衣には大きい羽根、シンプルな浴衣には小さい羽根にすると、より一層浴衣の可愛さを引き立ててくれますよ♪

【蝶結び】
※工程「1.」は、上の基本の「文庫結び編」と同じですので、そちらをご参照ください。

2.胴体に巻いた方の帯(「たれ」と言います)を斜めに折り上げ、「手」を上に被せたら下を通し、ひとつ結びにします。
「手」の方が上にくるよう、結び目をねじ上げてください。

3.「たれ」の先端を屏風のようにたたみ、羽根を作ります。一たたみ目より二たたみ目の羽根の方を大きく取ると、蝶の羽根のようになります。

4.たたんだ「たれ」の真ん中に「手」を上から被せてひと巻きします。ここがリボンの真ん中の部分となります。
「手」を胴体に巻いている帯の内側に差し込み、下から引っ張ります。
残った「手」は帯の中にしまいますので、胴体側の帯がボコボコにならないよう、広げながらしまってください。

5.左右の羽根を広げ、シワを伸ばし、綺麗に整えます。

6.右手でリボンの部分、左手で背中の中心部分を持ち、右から後ろへゆっくりと回します。
反対向きに回すと、襟元が崩れてしまいますので注意してください。

7.全体を整えたら完成です♪

中級者向け!オシャレで可愛い★マリーゴールド編

sari.mさん(@sari0317)がシェアした投稿 – 2017 9月 3 6:39午前 PDT

浴衣の帯アレンジで、個性的かつとても可愛らしい「マリーゴールド」のご紹介です。
「マリーゴールド」は、左右の羽根の位置を少しだけ変えて、リボンが大小2つ付いているように見える結び方です。
蝶結びや文庫結びができれば、大丈夫!
初めは難しいかもしれませんが、可愛くなるために練習してみましょう♪

【マリーゴールド結び】
※「工程1.」は、一番上の基本の「文庫結び編」を、
「工程2.」は、直ぐ上の「蝶結び編」をそれぞれご参照ください。

3.結んだ帯の「手」の方を広げます。

4.先端からおおよそ20cmくらいのところで折り返し、5回たたんでひだを作り、ゴムでとめます。

5.結んだ根元の方から右側に輪っかを作り、残りはたたんで折り返します。
中心にリボンが来るよう、羽根を作ります。

6.左右の帯をそろえたら、中心から二つ、山ひだを作ります。

7.「手」の先端を上から巻き、引っ張ります。これを2回行います。

8.帯と前板の間から「手」の先端を入れ、下から引っ張ります。

9.「手」の先端を広げ折りたたんだら、胴体に巻いている帯にしまいます。

10.リボンの羽根を整え、中心にバランス良く引っ張ります。
リボン中心部に飾りを付けます。

11.右手でリボンの部分、左手で背中の中心部分を持ち、右から後ろへゆっくりと回します。
反対向きに回すと、襟元が崩れてしまいますので注意してください。

10.全体を整えたら完成です♪

上級者向け!個性派★浴衣帯アレンジ★変わり矢の字編

30代の大人な女性には、濃紺や黒といったシックな浴衣が人気ですよね。
そんなときにオススメなのが、この「変わり矢の字結び」なんです。
文庫結びを基本としたアレンジとなりますので、慣れれば簡単!
周りで1番艶っぽい浴衣美人を目指しましょう。

【変わり矢の字結び】
※「工程1.」は、一番上の基本の「文庫結び編」をご参照ください。

2..胴体に巻いた方の帯(「たれ」と言います)と襟元で固定しておいた「手」を結びます。
帯が裏返らないように気を付けながら、縦にしっかりと結んでくださいね。

3.「たれ」のシワを伸ばしながら、内側に半分折りにします。

4.先ほどしっかりと結んだところと、「たれ」の先端を合わせて持ちます。
帯の先端からおおよそ3分の1程のところで、3つ折りになるよう内側へ折りたたみます。
この3つ折り部分は、重ならないよう少しずつズラして折りたたむのがポイントです!
一番下の帯の端と、帯の角が合うようにすると、綺麗な形になりますよ。

5.下に垂れたままの「手」を、3つ折りの中心へ通します。
左右の結び目と、折りたたんだ「たれ」の先端の長さが同じくらいになるように調整します。

6.最後に、半分に折りたたんだ「手」の先端を広げ、シワを伸ばし整えます。

7.右手でリボンの部分、左手で背中の中心部分を持ち、右から後ろへゆっくりと回します。

8.帯締めを中心に通り、全体を整えたら完成です♪

ふんわり可愛く。簡単兵児帯アレンジ★都結び編

兵児帯とは、主に男性や子供が使う帯ですが、くしゅくしゅ、ふわふわな素材とその扱い易さから、最近では女性用浴衣の帯として様々な種類が販売されています。
今回は、そんな兵児帯のアレンジ方法「都結び」をご紹介します★
「都結び」は、着物の帯アレンジにも用いられる方法で、上品で、華やかな後ろ姿にしてくれますよ♪

【都結び】
1.帯を2つ折りにして、輪っかの方は下にしたまま、体の中心で合わせます。

2.胴体に2回巻き、前で結びます。
この時、左右の帯の長さが同じ長さになるよう調整してください。
結び目が緩まないよう、しっかりと結んでくださいね。

3.次に羽根を作ります。
リボン部分となりますので、大きさをイメージしながら作ってくださいね。
まず「たれ」の根元を広げ、輪っかを作ります。反対側の帯を上から被せて、蝶々結びにします。
作った輪っかの中央部分に山ひだを3つ程作っておくと、可愛らしく仕上がりますよ♪

4.「たれ」を結び目の裏側に通します。もう片方も同じように通して引っ張ります。

5.引っ張り出した左右の「たれ」を、羽根に被せます。

6.右手でリボンの部分、左手で背中の中心部分を持ち、右から後ろへゆっくりと回します。

7.シワを伸ばし、位置調整等、全体を整えたら完成です♪

色々な浴衣帯のアレンジはいかがでしたか?

今回は、浴衣の帯のアレンジ方法をいくつかご紹介しました。
浴衣の帯のアレンジは難しいイメージがあるかもしれませんが、作り帯では勿体ない!
皆さんのお手持ちの浴衣や帯、ヘアアクセサリー等に合わせて色々なアレンジ方法があります。
慣れれば簡単な結び方ばかりですので、ぜひお試しください♪

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