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引用：ぱくたそ
洋服とは一味違った魅力がたっぷりの着物には、どんなヘアスタイルが合うのか知っていますか？着物を着るときは、着物のデザインや小物との組み合わせなどにこだわるのはもちろん、ヘアスタイルも印象を変える大切なポイントとして注目したいものです。華やかで美しい着物にも見劣りしないおすすめヘアスタイルを、やり方とあわせて5つご紹介します。
大人の色っぽさたっぷりな【夜会巻き】
引用：pixabay
すっきりとした清潔感のある仕上がりが特徴的な「夜会巻き」は、着物に似合うヘアスタイルの代表的な存在として親しまれています。
落ち着きや品格も演出でき、結婚式など特にマナーを強く意識しなければいけないシーンでも活躍します。大人っぽい印象が引き立つ夜会巻きは、年齢に関係なくセットしやすいのも特徴です。やり方を覚えてしまえば、セルフでのセットも簡単なため、ぜひ身につけておきましょう。
まず、コームを用意して、髪をバックでまとめます。まとめた毛束はねじり上げ、片手で押さえながら毛先が下を向くように固定します。次に、左右どちらかから裏返したコームを差し込みます。
毛束をすくいながらコームを反対側へ動かし、しっかり留めたら完成です。慣れれば1分程度で簡単にできるアレンジですが、上品で手の込んだヘアスタイルのように見えるので、ぜひ試してみてくださいね。
落ち着きとトレンド感が同居する【シニヨン】
シニヨンとは、うなじやもみあげ辺りの低い位置で髪をまとめたアレンジのことです。長い髪もすっきりまとめられるアップスタイルのため、きれいな襟を隠すことがなく着物との相性も抜群。低い位置にボリュームを持たせた髪型は、結び目を高い位置に作るお団子ヘアよりも落ち着いた雰囲気に仕上がります。
シニヨンヘアを作るときはまず、低い位置で髪を一つにまとめます。根元をゴムで軽く縛ったあと、結び目の上を割って、その穴に上から毛束を通します。「くるりんぱ」とも呼ばれるこのセットを2回、3回と繰り返しながら、毛先までしっかり巻きつけていけば完成です。演出したいイメージに合わせて、編み込みをプラスしたり、あらかじめ髪を巻いてからセットしたりと、自由にアレンジしてみましょう。
前髪にも遊び心を取り入れる【ポンパドール】
ショートヘアやボブなど、髪が短くアレンジの幅が限られてしまう人は、着物に合わせてどのように華やかさを演出するべきか悩んでしまうのではないでしょうか。髪の長さが限られている人も、簡単にゴージャスさを演出できるのがポンパドールなどの前髪アレンジです。ポンパドールとは、前髪をアップにして後ろへ向かって流していくアレンジのことです。顔周りがすっきり仕上がり、清潔感もアピールできます。
ポンパドールの作り方は簡単です。まず、前髪をまとめてトップへ向かって持ち上げます。毛先を軽くねじり、ピンで固定すればできあがり。前髪を持ち上げるとき、高さを演出すればより華やかな印象にもなるので、理想のイメージに合わせてセットの仕方を変えてみてください。
ふんわり揺れる髪が特徴【ポニーテール】
成人式など、カジュアルに着物を身につけるシーンでは、ポニーテールを合わせてみるのもおすすめです。ポニーテールはうなじをすっきり見せてくれるため、着物との相性がいいヘアスタイルです。セットの仕方も簡単で、アレンジの幅も広いため、自分のイメージにぴったりな髪型を楽しめます。
ベーシックなポニーテールは、頭の後ろで結び目を作り、根元をゴムで留めれば完成です。しかし、せっかく着物に合わせるなら、よりゴージャスなアレンジを楽しみましょう。例えば、毛先をあらかじめコテで巻いておくだけでも印象はがらりと変わります。ふわふわ揺れる毛束は、歩くたびに視線を集めそうですね。結び目には着物とカラーや柄を合わせたヘアアクセサリーを飾ったり、編み込みで飾り付けたりと、目を惹くスタイルを実現しましょう。
カジュアルな魅力で視線を集める【フィッシュボーン】
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結婚式など格式や伝統を重んじるシーンではアップスタイルが好まれていますが、カジュアルなシーンでは着物にダウンスタイルを合わせてもかまいません。トレンドスタイルとして人気を集めているのが、魚の骨が由来のフィッシュボーンアレンジです。
まず、髪を左右で2つに分けます。続いて、どちらかの毛束をさらに分けます。分け方は、9対1や2対8など極端な分け方でかまいません。必ず外側の毛束を細く作り、細い毛束を反対側へ流します。続いて、反対側の毛束も同じように9対1や2対8で分け、外側の細い毛束をまた反対側へ流していきます。毛先までこれを繰り返し、編み込んでいけばシンプルな三つ編みとは雰囲気の違う、印象的な編み込みが完成します。
フィッシュボーンは、それだけでトレンド感溢れるおしゃれなスタイルが楽しめますが、できた毛束を根元へ向かってくるくる巻きつけて固定すればシニヨンヘアにも変身します。ぜひ、覚えておきたい注目のアレンジです。
素敵な着物には、魅力的なヘアスタイルを合わせて
同じ着物に袖を通す場合にも、ヘアスタイルが違えば印象はがらりと変わります。着物を着ていくシーンや、着物の柄にぴったりなヘアスタイルを考えてみませんか？帯や巾着などの小物はもちろん、ヘアスタイルにもとことんこだわって理想のスタイルを完成させてくださいね。
