せっかく着物を着られるようになったのなら、着物を着てお出かけしたくなりませんか？着物を素敵に着こなすには、たくさん着て慣れることが大切です。普段から着物を着る生活ができれば理想ですが、なかなかそうはいかないもの。だったら、着物でのお出かけが楽しくなるイベントに参加してみませんか？日本の四季には着物がよく似合います。着物が似合う季節のイベントを見ていきましょう。
花より団子⁉︎桜を楽しむ春の着物
日本の春といえば桜。お花見に優雅に着物で出かけるのはいかがでしょうか？春は気候が良く、着物でのお出かけに最適な季節です。お花見にちなんで桜モチーフの小紋や帯を合わせたり、春らしい軽やかな色の紬を着るのも素敵です。まだ肌寒い春先には、羽織を合わせれば、夜桜見物の防寒対策もバッチリですね。
日本各地で桜にちなんだイベントも目白押しです。京都の「都をどり」は、華やかな舞台と美しい芸舞妓さんの着物を堪能できる、目の保養にもぴったりな京都の春の風物詩です。地元の人も多いですが、多くの観光客が訪れます。着物で鑑賞する人もたくさんいますので、気負わず着物で出かけてみてはいかがでしょう？舞台の後は、祇園の街や、八坂神社など京都の桜の名所を巡るのも素敵です。
京都は着物で出かけると特典が色々あります。美術館や博物館では割引サービスがありますし、「MKタクシー」を利用すれば運賃が10％オフになります。着崩れが気になる時には、とっても助かる「着崩れレスキュー」サービスもあったり、他にもお得な特典がありますので、「京都きものパスポート」でぜひ一度検索してみてくださいね。
楽しさ倍増！浴衣で夏のイベントを楽しもう
夏の着物の代表といえば浴衣ですよね。着物でのお出かけはハードルが高いと感じる人でも、浴衣なら気軽に着ていける気がしませんか？花火大会に夏祭り、夕涼み会…浴衣で出かければ、楽しいイベントのワクワク感も倍増です。
「ゆかたで銀ぶら」もそんな夏の楽しいおすすめイベントの1つです。このイベントは、歩行者天国となった中央通りで開催される「ホリデープロムナード」の一環で、2007年にスタートした、毎年40万人もの来場がある真夏の風物詩です。イベントでは、一斉に打ち水をする「銀座涼風計画《打ち水》」に始まり、人気の江戸風鈴の絵付け体験や、和太鼓の演奏、夏祭りらしいヨーヨー釣りなど、普段とは一味違う銀座で、お祭りムードの銀ぶらを楽しめます。2017年度は初めての試みで、泰明小学校の校庭に櫓を組み、「大銀座盆踊り」が開催されました。櫓の周りには、この日限りの銀座の名店による屋台が登場。浴衣の無料着付け処もあるので、自分で着るのはちょっと不安という方でも安心です。
着物で楽しむ芸術、スポーツ、食欲の秋
秋は春と並んで気候が過ごし易く、着物を着るにはぴったりな季節です。少しずつ涼しくなる気候とともに、着物のおしゃれの幅も広がります。お月見に合わせたススキやウサギ、月モチーフ、紅葉狩りに合わせた秋草模様や、紅葉柄、着物や帯、帯留めで、秋のコーディネートを楽しみましょう。
芸術の秋。歌舞伎や文楽、狂言など日本の古典芸能を着物で鑑賞するというのはいかがでしょう。気分がより盛り上がること間違いなしです。
スポーツの秋、相撲を着物で観戦しませんか？最近話題の”スージョ”さんも、にわか相撲ファンの人も、日本の国技を着物で観戦してみましょう。国技館では定期的に和装Dayを設けており、着物で来館すると、先着で非売品の風呂敷がもらえたり、行司さんと一緒に写真が撮れるなんて特典も。詳しくは日本相撲協会のホームページをチェックしてくださいね。
食欲の秋も外せませんよね。色々なお店でお月見メニューや秋の特別プランが用意されているので、調べてみてみると面白いイベントに出会えるはず。ちょっと優雅に、お友達同士でホテルのティーサロンでお茶をするなんてだけでも、普段とは違う素敵な時間を過ごせそうです。
ちなみに11月15日は「着物の日」。着物の関連のイベントも色々開催されますので要チェックです。
冬のイベントシーズンは着物でお目立ち！
クリスマスにお正月、忘年会に新年会、冬はイベント盛りだくさん！みんなが少しおめかしをするこの時期だからこそ、カッコよく着物を着こなして、周りと差をつけちゃいましょう。
クリスマスパーティーに敢えて着物で出かけるというのはいかがでしょう？赤や緑、ゴールドなどのクリスマスカラーと、星や雪、柊などのモチーフを組み合わせれば、着物でもとびきり華やかクリスマス仕様に。お茶目なトナカイ柄やサンタモチーフも探せば案外見つかるんですよ。和洋折衷のモダンなパーティールックで会場の視線を独り占め!?
日本らしさ溢れるお正月は、ぜひとも着物で過ごしたいものです。着物で初詣に出かければ、いつも以上にピシッと清々しい気分で新年を迎えられそうですね。ショールやコートでお洒落心も満たしつつ、防寒対策は万全に。
目指せ！和服美人 もっと気軽に着物を楽しもう
いかがでしたか。こうして1年を通してみると、思いの外、着物を着ていけそうなイベントがたくさんあると思いませんか？お茶やお花など和のお稽古事をしていたり、結婚式や、入学式、卒業式に出席するようなことがあれば、着物を着る機会はさらに増えます。着れば着るほど、着物美人度は高まります。小粋にさらっと着こなせる和服美人を目指しましましょう。
